「空き家」という言葉自体は、古くから耳にする言葉のではないでしょうか。
しかし、空き家の定義を正しく知っている人は意外と少ないかもしれません。
国土交通省による空き家の定義は
「建築物又はこれに附属する工作物であって居住その他の使用がなされていないことが常態であるもの及びその敷地をいう。」
となっております。
ちなみに、ここでいう「常態」とは約1年間とされています。
つまり、最低でも1年ほど誰も住んでおらず、使用もされていない物件が「空き家」ということになるのでしょう。
総務省によれば、空き家率は年々増加しているそうです。
かくいう筆者も、たまに法事等で実家に帰省するたびに、周辺で空き家が少しづつ増えているのを目の当たりにしており、空き家率の増加を肌感覚でも実感しています。
こういった現象は、都市部より地方のほうが顕著です。
少子高齢化や賃金の問題等、都市部への人口の流出が続いている以上、空き家は今後も増え続けていくことでしょう。
次回は、空き家が多くなることで、どのような問題が発生するのかをお伝えできればと思います。